巡回展「先住民族アイヌは、いま」を終えて お礼

巡回展「先住民族アイヌは、いま」を終えて お礼

私たちは、2021年4月より10月まで奈良県人権センターをはじめとして県内8会場で巡回展を開催し、回を重ねる事来場者数は2000名を超えました。そして、最終日には、水平社博物館前の人権のふるさと公園に於いてマユニタラモシリ札幌トンコリ保存会の方々を迎え、来場の皆さんと古式舞踊や演奏で輪になり交流を深めフィナーレを迎えることが出来ました。

思えば、私たちは2020年2月にこの巡回展を企画し立ち上げました。

奈良県内に於いては、平素アイヌの人々との交流が希薄なため、アイヌ民族の歴史と人権に関する基本認識が充分ではありません。そこで、私たちはこの問題を共に学ぶ機会作りと考え県内に深く浸透し、広く県民の皆様と将来に亘る多文化共生の一助となるよう、目標としたのは、1.県内各地で(身近な場所で)2.無料で(気軽に立ち寄って戴きたいので)3.アイヌの視点で(アイヌ民族について、私たちはあまりにも無知なので)を目標に掲げ、巡回展「先住民族アイヌは、いま」を出発、ご理解の深い各団体の力強いご支援ご協力に支えられ、また多彩な顔ぶれの市民一人ひとりの誠に熱いお志によるご協賛を頂戴し終える事が出来ました。期間中は大変多くの方にご参集いただき貴重なご意見と共感の声を戴きました事は私たちの励みとなったのは言うまでもありません。

私たちは、協力戴いたアンケートや成果と課題を分析しこれまで取り組んだ経験を糧にそして研鑽を重ね、当会のこれからの活動に繋げていきたいと考えています。

簡単ではございますが、書中にてお礼申し上げます。

なお、貴重な資料等を提供戴きました機関、団体及び個人の皆さま方に厚くお礼申し上げます。

2021年 12月

先住民族アイヌのいまを考える会

委員長 淺川肇

先住民族アイヌのいまを考える会

2019年「アイヌ新法」が成立しました。奈良県内に於いては、平素アイヌの人々との交流が希薄なこともあって、アイヌの人権に関する基本認識が充分ではありません。そこで、私たちはこの問題を共に学ぶ機会として、将来に亘る多文化共生の一助となるよう、この度、巡回展「先住民族アイヌは、いま」を開催することといたしました。

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